日本のみならず、世界各地で温室を構える農園は数多くあります。温暖な気候でないと生育しない農作物であっても、温室を用いること栽培することができ、さらに一定温度を保ては通年収穫することも可能です。この温室を用いて作物を栽培するには、適切な温度管理をおこなうのが重要です。その温度管理は人間の体感でおこなうのではなく、客観的な数値を頼るのが賢明であり、その時に役立つ機器が「温度計センサー」です。
「温度計センサー」とは、赤外線を用いて一定範囲の温度を計測する機器で、工場や教育機関・医療施設など幅広い業界で利用されているものです。このセンサーは空調機器と連動させることができ、設定している温度よりも高くなれば冷房を作動させ、低くなれば暖房という具合に一定温度を保てるようにしてくれます。温室農園向けの温度計センサーも各社メーカーから販売されており、利便性に長けた便利な機能が搭載されています。日本の夏は酷暑と表現されるほど近年は厳しさを増しており、温度計で頻繁に温室内に温度管理をしなくてはいけません。
2019年発売の温度計センサーには、Iot技術を組み込んだものがあってインターネット回線に接続して使用します。農園の場合広大な面積で作業をするため、すぐに空調機のある管理棟まで赴いてエアコンを作動させるのは困難ですが、Iot技術を有した機器であればスマートフォンやタブレット端末で遠隔操作をして、エアコンを作動させることが可能です。